サプリメントβグルカンの機能性について
βグルカンとは主に酵母、キノコ類、それに大麦など特定の植物の細胞壁の構成成分です。
一般の植物の細胞壁は、学校でも習うようにセルロースが主成分となっており、実はこれも非常に広い意味ではβグルカンの一種です。
ですが、サプリメントとして考えた場合、セルロースとキノコや大麦などの細胞壁の成分とではその性質や働きが全く異なるため、少なくともサプリメント販売会社として多少なりとも良心があるのであれば、この二つは厳密に区分されてしかるべきものとなります。
より厳密に言えば、キノコや大麦などに含まれるものは主としてβ1,3グルカンであるのに対し、セルロースはβ1,4グルカンとなります。
どうしてβ1,4グルカンとβ1,3グルカンでそこまで性質が異なるのかと言えば、その一つは水に溶けるかどうかにあります。
いずれも多糖類ですから、水溶性とは言っても砂糖や塩のように溶けるのではなく、ある程度以上の濃度ではゲル状になるのですが、そのようにな性質を持つのはβ1,3グルカンのみで、セルロースつまりβ1,4グルカンは全くと言ってよいほど水には溶けません。
そして、ヒトに対して有用性を持つためには可溶性が重要で、様々なサプリメントとしての効果があることが分かってきています。
最も古典的な効果は食物繊維としてのもので、要するにお通じを良くする意味があります。
それ以外にもコレステロールを低下させたり免疫力を賦活したりする作用があると言われています。